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工学部ってどんなところ?

”工学”って,社会のお医者さんなんですよ。

社会が病気やけがをしたときに,それを治したり、けがをしないようにより良い「もの」を作ったり,新しい「もの」を開発する,それが工学です。

工学は,生活の身近なところにいっぱい隠れていますが、皆さんは”工学”に気がついていますか?

皆さんが住んでいる家も,電車や自動車にも,たくさんの”工学”が使われています。

ゲームでもソフトの開発,ゲーム本体の形やデザインなどにも”工学”の力が使われています。

そして、”工学”の素晴らしさは,皆さんの地球を救い,未来を創ることができることです。楽しく、奥深い,発展性のある学問です。日頃の生活の役に立ついろいろなものをつくる,それが”工学”です。

”工学”のものづくりは、人々の生活を幸せなものにするためにあります。

●なにを学ぶの?

生活の様々な分野に活かされている工学では、多様な分野や領域を学ぶことが必要となります。  

工学は幅広い分野がありますので、それぞれにおいて大きく異なりますが、工学において基礎的に必要となるものは、数学(算数)、物理、生物、化学(理科)そして英語力です。  


例えば工学分野の電気系では、システム・制御、情報・通信、波動・回路、物性・デバイスなどの専門領域を学び、建築系では、造形、構造学、建築、材料などの領域の学問を学び、化学系では、ナノサイエンス、バイオテクノロジー、エネルギーなども学ぶことになります。

また、機械系では、熱力学、機械加工、流体力学、制御理論などの高度な学問を学ぶことになります。中学等で学んだ理科などのより高度な専門的科目を学ぶことになります。


でも安心してください。小学校や中学校、高校でしっかりと基礎を学び身につけていれば大丈夫です。 皆さんが持っている未知なる力を発揮することが、学ぶ上での大きな力にもなります。

 

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●どんな資格が取れるの?

工学の社会との繋がりや幅広い学問、領域があることはわかったことでしょう。  

社会に幅広く役に立っているということは、それぞれの資格が多くあります。   

例えば電気系では、電気技術者の資格や無線技術者の資格を取得できたり、建築系では、技術士や測量士、化学系では危険物取扱者、廃棄物取扱者や劇物毒物取扱責任者、機械系では自動車整備士などの多くの資格が取得できます。他にも、ガス溶接作業の資格、建設機械施工の資格、安全管理者の資格など沢山あるんだよ。 また、高等学校教員免許も取れるんだよ。  

建築学を学び建築士の資格を取得すると、環境にやさしい夢のある自分の家を設計することが出来たり、高校教員免許を取れば、工学の未来を造りあげる、学生を教え育てることができます。皆さんの夢と希望を次の世代につなげることができます。

 

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●どんな仕事につけるの?

工学は社会のお医者さんですから、いろんな仕事があります。  

工学はものつくりです。また、ものを直すこともできます。ですから生活環境の中にあるすべての「もの」をつくる仕事が工学の仕事です。皆さんの夢を実現できる仕事が工学にはあります。  

例えば皆さんの家の中を見てみましょう。テレビなどの電機製品、勉強するときの机、本箱、疲れた時にリラックスするために入るお風呂、自動車で家族旅行などこれらのものすべてを工学が関わり、これらをつくり、開発する仕事が工学にはあります。家や学校、会社などの建物の設計、建築も工学の仕事です。  

人を幸せにするためのモノづくりを学び、一人ひとりが卒業後も幸せな人生を送ることができます。  

日常生活のすべてに関わっている工学では、どんな仕事にもつける、皆さんの夢と希望、社会をつくる仕事が待っています。
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私たちが考える未来/地球を救う科学技術の定義 現在、環境問題や枯渇資源問題など、さまざまな問題に直面しています。
これまでもわたしたちの生活を身近に支えてきた”工学” が、これから直面する問題を解決するために重要な役割を担っていると考えます。